結婚後、数年間も子どもができないでいたら、近所の人が両親へ「当人たちは病院行ったの?」とか「お灸を据えれば良い」などと心配してくれていました。
妻は産婦人科を受診しましたが問題は見当たらず、その時の先生に「旦那さんが来れなければ精液を持って来なさい。」と言われましたが私は拒否しました。それまでして子どもは欲しいとは思わないと言い切りましたが、実のところは医者嫌いと言うか、病院に行けぼ恥ずかしい思いをしなければいけないと思うと、居たたまれない気持ちが強くあったためです。
しかし、両親は妻を責め、お灸をすえられたり苦い思いを強いられたと、この頃に妻は話してくれました。本当に妻には済まない気持ちで一杯でしたが、それからは子どものことは諦めて夫婦で生活していました。
その後20年目に、新しく生まれ変わりたい意味で、保険の効かない病院で恥を忍んで外性器を見せたところ、「医大の内分泌科を受診しなさい」と言われました。帰宅後、以前に尿道結石で行った先の病院の先生から、医大の(内分泌科ではなく)泌尿器科の先生を紹介して貰い、そこでクラインフェルター症候群(47XXY)の告知を受けました。
先生から「子どもは欲しいですか?」と聞かれビックリしましたが、妻が子宮と卵巣の摘出を行った後でまったくの余地もなく、時すでに遅しの状態だったのでお断りしました。
今は、テストステロン補充と骨粗鬆症の薬を服用して、体質改善に努めています。将来的に跡取り問題があるとは思いますが、両親健在の今は考えていません。
また、KSFJの会員になって、外性器の二次性徴の有る人と無い人がいることに気づかされました。二次性徴の有る方たちは、結婚されてから不妊治療で性染色体異常症に関する告知を受けられる方が多いでしょうが、二次性徴が無かった方たちは、大半結婚されて無いようにも思え、性染色体異常症の告知に至らないケースが多いのではないでしょうか。
私の場合も、「結婚出来るのだろうか」と悩みましたが、妻に全てを話して理解を得て結婚生活に入って行くことが出来ました。
(既婚 当事者本人)
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